OBARA KAORU EXHIBITION




2009年10月24日(土)から11月8日(日) さいたま市浦和区高砂 柳沢画廊さんで 『小原 馨 新作展』 があった。

実は先週、初日のオープニングパーティーに顔を出すつもりで銀座のギャラリー椿に行ってしまった(滝汗;)
しかし、その日は人生初の長距離(26kmオーバー)を走ったので思考回路もバテ気味だったのだろう
で気を取り直して最終日の前の土曜にお邪魔する事にした

浦和の駅など用事がないので久しぶりである
電車を降りて改札に向かう階段の途中、ムサ美(実専)時代の同級生に似たヤツとすれ違うが
まさか?と思い声は掛けなかった(23〜24年振り)
ここの画廊は一度訪問した事があるので、迷う事は無いと思ったが一つ道を曲がり間違え
若干遠回りして6時半過ぎに到着した(汗)

先客は無し 画廊主と作家が居た

小原君は私の知人の中でも数少ない画廊に企画をやって頂ける作家である

企画とは画廊とつながりがある作家の展示を、招待状などの告知を含め画廊の経費で展示を行なう事で
早く言えば企画の展示会があるのは作家として『プロ』と言える訳である

そのかわり展示した作品が売れれば画廊も儲かる訳で、『作品が売れる事』がある意味前提となる


何故か元気が無い作者・・・  気のせいか?

全作品を拝見させて頂く
彼の作品の殆どは平面であるが微妙に立体も取り入れている
更に本業として子供に美術を教えているのだが健常者の子供達では無く『視覚障害』や『聴覚障害』とか
ハンデキャップを持った子供達を教えている
その経験を生かして以前 タッチアート展では、こんな作品を出品した↓

青山での展示


今回の作品も若干雰囲気は似ている


タッチアートに出品した作品は手漉き和紙を型に重ねて張り付け、造形した後彩色したものだが
今回はもっと『カチッ』とした作品になっている




本人に聞くと「厚めのボード(木枠)にキャンバスを張っている」との事
ふーんと納得しながら拝見する

 
こちらは普通に平面(小品は額に納まっている)

全体から受ける印象はリズム感があり、表現が軽い(軽快と言う意味で) テンポが良いという印象
全て新作を展示しているのだから、どれだけの労力を費やしたか・・・
その意味でも小原はプロと言えよう
 
この作品は上のフロアに展示してある大きい作品だ
これが売れるようであれば小原も楽なのだが・・・

数点に赤いピンが刺してあるが、これは作品が売れた事を示している
うむ
数が少ない(汗)   彼が元気の無い原因は、そこだったのか?
「いや〜 ・・・ 本当に人が少ないんだよ(汗)」
落胆が見え隠れする本音の言葉をポロリ
「でも、作品は結構イイんじゃない?」
「うん  見に来てくれた画家の知人も褒めてくれてはいるんだけどね・・」
とココで本日最後になる来客が・・・

礼儀正しいハキハキとした女性だったが、後で彼に聞くと彼の奥さんの友人らしい

「時間だから、そろそろ帰るか?」
と彼
画廊主に挨拶をして毎度恒例の反省会に向かう

おりしも先週の土曜日は画廊を間違えて家で中日戦の勝ち試合を自宅観戦したが
今日勝てばGの日本一が決まると言うので居酒屋店頭では日頃は浦和レッズサポーター用の
大画面TVで中継が行なわれている
DVDに録画しているので中継放送が無い静かなお店を探し入った

浦和駅ですれ違ったヤツが本人だったと小原から聞いてちょっとビックリしたが・・・

今回はタイミングが悪く柳沢画廊の話を決めた後に銀座から企画が来たらしい
流石に埼玉で展示した後に、使い回しで展示は辛いので断ったとの事(汗)
実に残念なタイミングだったようだ

彼の家は結構遠いので終電に連絡するギリの時間(22:30位)まで飲んで
京浜東北線の南浦和で別れた

帰宅し、Gの日本一奪還の瞬間を録画で見ながら更に祝杯を重ねた

阿部クン  アンタはエライw




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